catch-img

知っているようで知らない「指向性」のお話し

メルマガを購読されている皆さん、こんにちは。

ゼンハイザージャパンの新明です💁‍♀️

今回はメルマガ第二弾!ブログ形式でプチ技術情報をお届けいたします📧



指向性切り替えスイッチの始まり



現在、指向性切り替え式のコンデンサーマイクは様々なメーカーから多数販売されており、

皆さん日々の業務で使用されているかと思います。

そんな指向性切り替え式マイクの始まりは1949年にNeumannが発売したU 47からでした。


Neumann U 47

1949年 / 市場初の指向性切り替え式マイクロフォン



U 47はカーディオイドと無指向性の切り替えのみでしたが、

それでも当時は画期的な技術と盛り上がり、多くのスタジオで使用されてきました。


当時のU 47に使用されていたカプセル「M 7」



現在では指向性切り替えも5種類まで増え、それぞれ現場に合わせて使い分けていると思います。


この指向性切り替え、一体どんな風に出来ているのか気になりませんか??

ここからは皆さんと一緒に指向性切り替えの仕組みを見ていきたいと思います👀



指向性切り替えの仕組み



指向性切り替えの出来るマイクには正面と背面にダイアフラムがあり、

それぞれ単一指向性になっています。


上記はカプセルを2つくっつけて前後に指向性をもたせている



その2つのダイアフラムの電気信号を組み合わせて指向性を作り出しています。

その組み合わせを簡単に表したものがこちら👇


指向性の図



a)は二つの信号が正相の状態で同じレベル【無指向性】

b)は二つの信号が正相の状態で背面の信号が正面より低いレベル【ワイドカーディオイド】

c)は正面のみを生かしている状態【カーディオイド】

d)は背面のみ逆相の状態で背面の信号が正面より低いレベル【スーパーカーディオイド】

e)は背面のみ逆相の状態で同じレベル【双指向性】


スイッチを切り替えることによって上記のような組み合わせをマイク内部で行っています。

位相を変えて指向性を作り出すこと自体は現在の録音方式などで経験されている方も多く、

今となっては珍しい仕組みではないかもしれませんが、

最初に考えた人の発想力というのは本当にすごいと新明は感じました👏



指向性自由自在マイク



マイクのスイッチで切り替えていた技術を応用して、

卓側で指向性を自在に変えることのできるマイクもあります🌈

それがSennheiser MKH 800 TWINです。


Sennheiser MKH 800 TWN



MKH 800 TWINは正面と背面それぞれの音声信号(2ch)を取り出し、

卓側で位相と音量を調整することによって自由に指向性を作ることができます。



MKH 800 TWIN指向性変化の動画



録音をしておけば、あとから指向性を変えながらMIXすることもできるので、

とても面白マイクだと思います🥳

気になった方は是非チェックしてみてください!


●MKH 800 TWIN製品ページ

  Sennheiser MKH 800 TWIN - Studio Condenser Microphone of Exceptional Quality - stereo and surround possible MKH 800 TWIN - Studio Condenser Microphone of Exceptional Quality - stereo and surround possible - Sennheiser Discover True Sound - Top-quality products and tailor made solutions - sennheiser.com https://ja-jp.sennheiser.com/studio-condenser-microphone-stereo-surround-mkh-800-twin-ni




身近な指向性ですが、勉強してみると奥が深い…

また次回も皆さんと共有できる情報をお届けいたします📧