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リスクを下げるためのスケルチ設定

メルマガを購読されている皆さん、こんにちは。

ゼンハイザージャパンの新明です💁‍♀️

今回はメルマガ第八弾!ブログ形式でプチ技術情報をお届けいたします📧


目次[非表示]

  1. 1.スケルチってなーに?
  2. 2.スケルチの設定方法
  3. 3.WLを使用する前に確認すること
  4. 4.スケルチがないWLマイクは?


スケルチってなーに?



みなさんアナログのWLマイクを使う時に受信機でスケルチ(Squelch)を設定する場面があると思いますが、実際スケルチってどうやって値を決めればいいの?と迷いますよね😔

そんなスケルチを便利に使う方法を一緒に見ていきましょう!

※今回はSennheiseのWL受信機で設定できるスケルチについてのお話しなので、他社製品と異なる部分があるかもしれません


まずはスケルチの機能について。

スケルチを簡単に説明すると、ある一定の強さの電波が受信機に入ってきたときに音声出力のMUTEを解除するという機能!(ゲートのような役割ですね)

スケルチメニューで設定した値が「ある一定の強さ」になるのです。


図で見てみましょう👀



例えば上記の図のようにスケルチを5 dBで設定したとします。

この場合、ベースノイズは存在するもののスケルチよりも小さい値のためAF MUTEの状態です。


では、この状態で送信機の電源を入れてみましょう⚡



すると、送信機の電波の強さがスケルチの値を上回ったため音声が出力されるようになりました♪

このように送信機がOFFの状態の時にはAF MUTEのため余計な音声のノイズを出さず、送信機がONになったときに音声を出力することが可能になります。


ではベースノイズがスケルチの値を上回ってしまった場合はどうなるのでしょう🤔



ノイズフロアがスケルチを上回ってしまうと音声は出力されてしまうので、ザバザバとした音声のノイズが出力されてしまいます。

この音声のノイズはとても大きな音で出力されてしまうためその場にいる人の耳への負担や、スピーカーへの負担にもなってしまいますので注意が必要です⚠


では、ノイズを出さないためにもスケルチは大きい値で設定すればいいのでは💡と思うかもしれませんが、スケルチを大きい値で設定すると送信機が受信アンテナから離れた時にまだまだ綺麗に音声を出力できる状態なのにMUTEになってしまう可能性があるのです🙈
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また、電波の受信状態というのは常にメーターがいっぱいまで振り切れていることはなく、ゆらゆらと揺れている状態になるためプツプツと音声が瞬断してしまう可能性もあるのです・・・


スケルチの設定方法



では、スケルチの値をどうやって決めればいいのか確認していきましょう!


みなさんWLマイクを使用する場合、まずは周波数を設定すると思います。

その設定した周波数で「送信機をOFFの状態」で受信機のRFメーターを確認してみてください。



この時点でRFメーターが振れている周波数があった場合、まず逃げられる予備の周波数があるのであれば周波数を変更して逃げてください🏃


ノイズフロアは低いに越したことはありません🤩


全ての受信機をその場で一番良好な(ノイズフロアの低い)周波数に設定が出来たら、もう一度RFメーターを確認します。

そこでRFメーターが振れている値よりも少し大きな値でスケルチを設定してあげます。



すると、送信機がOFFの時は余計な音声のノイズを出さなくし、

送信機がONの状態の時は受信強度ギリギリまで音声を復調してくれる状態になりました🎉


このようにスケルチ設定は現場の電波状況によって変えてあげると、よりリスクを低減させることが出来るのです👏



WLを使用する前に確認すること



ここまでスケルチについてお話ししてきましたが、スケルチだけでリスクを下げようとするのではなく、下記の3つを確認してより安全にWLマイクを使用していきましょう💛


①まずは使う周波数に設定した受信機のRFメーターを確認する ※送信機はOFFの状態

②RFメーターが振れている場合は外来電波が入り込んでいるので、よりRFメーターが振れていない周波数に変更する

③一番RFメーターの振れが少ない周波数に設定した後、RFメーターが振れている値より少し大きい値でスケルチを設定する(振れていない場合は最小の設定でもOK)
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スケルチがないWLマイクは?



ここまでスケルチのお話しをしてきましたが、ご覧いただいている方の中には「うちで使ってるSennheiserのWLにはスケルチ設定がないぞ?」という方もいらっしゃるかもしれません。

このスケルチ設定は弊社製品ですとアナログWLのみに搭載されています😮


デジタルWLは送信機から送られるデジタルデータをきちんと受信して初めて音声として復調できるので、受信機が認識できるデジタルデータが乗っていない電波を受信しても、音声として復調せずMUTEのままになるのでスケルチいらずなのです😳


ですが「WLを使用する前に確認すること」の①と②は、アナログでもデジタルでもリスクを下げるためには重要になってくるので是非実践してみてくださいね♪


今回受信機の画面を参考にした製品はアナログWLのew G4になります。

B帯とWS帯(一部周波数帯・一部製品のみ)対応製品ですので、良ければチェックしてみてください👀

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桜の時期もあっという間に過ぎてしまいましたね🌸

電車で新入社員ちゃんらしき方々を見ると初めて就職したときを思い出してこちらまでドキドキしてきちゃいます😨

新人さんからベテランさんまで、気持ちよくお仕事のできる4月になるよう応援しております😘


また次回も皆さんと共有できる情報をお届けいたします📧