TeamConnect Ceiling 2

導入事例

三友株式会社

1953年(昭和28年)創業の三友株式会社様は、映像・音響システムの提案/調達/構築/サポートを主な業務とする大手システム・インテグレーターです。業務用映像・音響機器の販売や各種コンテンツの企画・制作、さらにはポストプロダクション業務なども手がけており、多様化する顧客のニーズに対して最適なソリューションをワン・ストップで提供しています。

そんな三友株式会社様は昨年、東京・東五反田の本社内にある『G会議室』の改修工事を実施し、TeamConnect Ceiling 2を導入。顧客がシーリング・マイクを体験できるショー・ルームとしても機能するようにリニューアルしました。既存の会議室にTeamConnect Ceiling 2を設置することで、ニューノーマル時代に欠かせないWeb会議の品質がどのように変わるのか。三友株式会社営業事業部システムビジネス営業部課長の田﨑秀聡氏と、同社技術事業部システム技術部主任の川内翔太氏にお話を伺いました。(以下、敬称略)

● 1953年創業の三友株式会社

——— 三友様と言えば映像・音響を専門とするシステム・インテグレーターとして、放送やポストプロダクション業務に従事する人であれば知らない人はいない存在ですが、まずは会社について簡単にご紹介いただけますか。

田﨑 弊社は1953年(昭和28年)に創業した会社で、最初はNHKへのフィルムの卸からスタートしました。そこから徐々に業務を拡大していき、現在は映像と音に関わるありとあらゆる業務を手がけています。スタジオ構築はもちろんのこと、講堂や会議室などへのAV設備の設置、カメラをはじめとする各種機器の販売、コンテンツ制作や撮影、ロケなども行っています。映像と音に関わることであれば、“おはよう”から“おやすみ”まで、すべてを請け負うことができる。これは弊社の大きな特色だと思っています。現在社員数は約200名、本社は東京で、営業拠点は大阪、福岡、大分、茨城にもあります。

——— 他社と比較した三友様の強みというと?

田﨑 創業以来、放送業務に長く関わってきましたので、カメラ周りに強いということが挙げられると思います。他にもAVシステムを扱う会社はありますが、スタジオ構築となると、カメラ周りで躓いてしまうところが多い。それと単にシステムを構築したり機材を販売したりするだけでなく、コンテンツ制作まで請け負えるというところも弊社の強みだと思っています。

——— 最近、会社として注力していることはありますか。

田﨑 カメラや撮影機材に強いことを活かして、シネマの領域にはもっと力を入れていきたいと考えています。それとコロナ禍によってリモート・ワークを導入する企業が増え、必然的にWeb会議システムへの需要が高まっています。弊社にも毎日のように問い合わせがありますので、その方面は昨年から特に力を入れて取り組んでいます。

● ショー・ルームを兼ねた会議室にTeamConnect Ceiling 2を導入

——— 三友様では昨年、会議室にTeamConnect Ceiling 2を導入していただきました。導入のきっかけは何だったのでしょうか。

田﨑 今ご紹介したとおり多くの企業がリモート・ワークを導入し、大手の企業などでは役員会議のような重要な会議もWeb会議で行うというのが大きな潮流になっています。しかしWeb会議を使用している人の多くが、その音質に不満を持っているんです。実際弊社にも、Web会議システムを導入した企業から、「音が聴き取りづらいので、どうにかならないだろうか」といった相談が頻繁にあります。去年の夏まではここまで顕著ではなかったのですが、ここ最近一気に増えました。

川内 それまで会議室のマイクは単に集音できればよかったわけですが、Web会議によって使われ方が変わり、音質的な問題が顕在化したのだと思います。相手の音はきれいに聴こえても、こちら側の音声がクリアに届かないという相談が多いですね。

田﨑 今後もWeb会議システムの音に関する相談は増えるだろうと思い、この『G会議室』にTeamConnect Ceiling 2を設置したというのが、導入の経緯になります。もちろん、社内の会議で使用する部屋ではあるのですが、お客様にシーリング・マイクを体験していただけるショー・ルームを兼ねた会議室にしようと考えたんです。

——— シーリング・マイクを導入するにあたって、他にも選択肢はあったと思いますが、TeamConnect Ceiling 2を選定された理由をおしえてください。

田﨑 一番の選定ポイントは、話者を自動で追従してくれる『ダイナミックビームフォーミング』の性能です。この『G会議室』は以前は8席だったのですが、コロナ禍で間隔を開けた方がいいだろうということになり、席数を6席に減らしました。そんな室内のレイアウトを変更時も、TeamConnect Ceiling 2であれば設定などを変えるのではなく、『ダイナミックビームフォーミング』によって柔軟に追従してくれる。実績もありますし、シーリング・マイクを導入するのであれば、TeamConnect Ceiling 2しかないのかなと思いました。

川内 TeamConnect Ceiling 2に関しては過去にも使用したことがあり、とても良い音だなと思っていました。

田﨑 Sennheiserさんの製品は、他にもSpeechLine Digital Wirelessを使用していますが、音に関してお客様から何か言われたことは一度もありません。Sennheiserさんのシーリング・マイクなら間違いないだろうと思い、TeamConnect Ceiling 2を選定しました。

——— 設置位置や接続はどのようになっていますか。

田﨑 TeamConnect Ceiling 2は1台で直径約8~10メートルの集音性能を持っているというお話でしたので、テーブルの大体中央の位置に1台取り付けました。天井への取り付け方法は、埋め込み、取り付け、吊り下げ、VESAマウントの4パターンがあるのですが、ここでは SL CM FBというブラケットを装着し、天井の外側に取り付けるというパターンを採用しています。

川内 TeamConnect Ceiling 2の出力はDanteで、SymetrixのDSPミキサー Radius NX 4x4を使って送り先のルーティングの切り替えや、EQ/コンプレッサー/ゲートで補正を行っています。Radius NX 4x4の設定は基本的には1つのみですが、iPadを使ってリモート・コントロールできるようにしてあります。

——— 導入に際しての障害はありませんでしたか。

田﨑 特にありませんでした。一点、この会議室は交通量の多い道路に面していて、窓を開けると騒音が気になるのですが、それに関しては事前にゼンハイザージャパンの担当者さんに相談しました。TeamConnect Ceiling 2には、指定した範囲外は集音しない『集音除外範囲設定』という機能があるので、騒音に関してもまったく問題ありませんでした。

● TeamConnect Ceiling 2は言葉がとても明瞭で、音に臨場感がある

——— 実際の使用感をおしえてください。

田﨑 工事が完了した昨年の11月以降、かなりの頻度で使用していますが、想像していた以上の音質で大変満足しています。従来のシーリング・マイクは、足音やドアの開閉音、紙を捲る音など、人間の話し声以外の音を拾ってしまうのが悩みだったのですが、TeamConnect Ceiling 2を導入してからはそういったストレスが一切なくなりました。言葉がとても明瞭で、音に臨場感がある。正直、ここまで音がクリアになり、会議が快適にできるようになるとは思ってなかったので、最初はビックリしたくらいです。毎週会議で使用していますが、長時間部屋にいても聴き疲れのない音質なのもいいですね。

川内 ZoomやMicrosoft Teamsを使ったオンライン会議でも、その音質は以前と全然違うという印象です。ハンド・マイクで喋っているのと比べてもまったく遜色ありません。

田﨑 シンプルで目立たないデザインもいいですね。普通の人であれば、これがマイクということに気づかないのではないかと思います。

——— 先ほど、Web会議システムの音質に悩んでいる企業が多いというお話でしたが、TeamConnect Ceiling 2は、そういった問題を解決するソリューションになると思いますか。

田﨑 既にこの部屋に見に来られたお客様もいますが、間違いなくおすすめできるソリューションです。余計な音を拾わず、音質が明瞭なので、会議に集中することができます。弊社では教育機関を手がけることも多いのですが、大学の授業ですと、先生は教壇で円を描くように動き、生徒は教室の好きな席に座るわけです。そのような部屋にマイクを決め打ちで設置するのは難しいのですが、TeamConnect Ceiling 2の『ダイナミックビームフォーミング』ならば、先生や生徒が教室内のどこにいてもしっかり声を拾ってくれます。

mitomo

——— システム・インテグレーターとしては、設置の容易さも重要なファクターなのではないかと思います。

田﨑 TeamConnect Ceiling 2は、取り付け方法が4パターンあり、オフィスに多いシステム天井であればハメ込むだけですし、この部屋のように外側に取り付けることもできます。しっかり作り込まれた部屋ですと、ケーブルの取り回しがネックになることも多いのですが、TeamConnect Ceiling 2なら電源を含めてLANケーブル2本で接続が完了するので問題ありません。

——— 最後にSennheiserに対するイメージをお聞かせください。

川内 音に凄くこだわりのあるメーカーというイメージです。実際に生の音を聴くと本当に素晴らしいですね。

田﨑 システム・インテグレーターとして仕事をご一緒させていただくようになり、さすがだなと感心しているのが、そのサポート力の高さです。歴代の担当者さん全員、対応が迅速で、デモ機などもすぐに用意していただける。システム・インテグレーターとしては、お客様にご紹介する上で、機能や価格以上にサポート力が重要なんです。その点、Sennheiserさんは困ったときにすぐに手を差し伸べてくれて、身近な存在でいてくれる。本当に安心できるメーカーだと思っています。

取材協力: 三友株式会社

営業事業部 システムビジネス営業部 システムプランナー 田崎 秀聡 氏

技術事業部 システム技術部 主任 川内 翔太 氏